写真集「闘う日本〜東日本大震災1ヶ月の全記録(産経新聞社)」 [東日本大震災]
あの震災から2ヶ月が過ぎて被災地の復興への槌音も力強く聞こえてきつつあります。
いま東日本大震災の写真集が続々と発刊されております。1000年に一度とも言われる今回の災害は日本国民の一人として決して忘れてはならない記憶として後世に語り継いでいかねばならないと思います。
数多刊行されている中で、産経らしい「自衛隊・警察・米軍の救援活動も完全収録」とのサブタイトルに惹かれて「闘う日本~東日本大震災1ヶ月の全記録(産経新聞社 1365円)」を昨日購入しました。(上記写真)
巻頭文は「日本国再建に向けて」と題するジャーナリストの櫻井よし子さんによるものでした。
深く印象に残った部分を紹介します。
「(中略)被災した人々はおよそ皆、見事なまでに自らを律し、公と私のバランスを保った。愛する家族を失い、財産を失った中でも投げやりになったり諦めたりせず、勁(つよ)さを保ち、他者への篤(あつ)い思いやりを実践した。(中略)同時にこの困難の中で、私たちは祖国についての根源的な問いを突きつけられた。わが国政府はなぜ、国難に当って、事実上機能しなかったのかという問いだ。」
櫻井氏は立派な国民とお粗末な政府という対比が生じた理由について戦後の政府(当然自民党も含んでのことであろう)が国の生き残りを担保する力を他国に依存してきたことに由来すると看破しておられます。自力で困難な局面を切り開き、乗り越えることを忘れて来たと。
私たち国民に課せられた課題は、単に復興するだけでなく国としてのあるべき根本から見直すことが多くの亡くなった方たちへの責任であり義務であると訴えておられます。(私めも心から賛同するものです。)
この写真集の編集上の特徴としては、写真とデータを用いて様々な切り口で大震災後の1ヶ月をパノラマ的に俯瞰できるように工夫されていることです。
特に震災前と震災直後そして復興の足跡が分かるような写真の配列、そして見開き2ページで3月11日から4月11日までの1ヶ月間の産経新聞1面全紙の紹介がなされています。(下記写真)
そう言えば震災当初1週間は毎日のように号外が出ていたのを思い出します。まさに毎日が新たなるクライシスの連続でありました…
ところで、先日ようやく(株)ワールドフォトプレス/モノショップに注文しておりましたトモダチ作戦のワッペン2枚が届きました。
裏にはベルクロテープが縫い付けてあり、ジャンパー等への装着が容易になるよう工夫されております。(上記写真)
真っ赤な日の丸にあしらわれた「友」の漢字が今回の日米共同の証としてシンボリックでよろしいかと思います。
反響が大きく相当数の注文があったみたいで、注文から入手まで約1ヵ月半くらい掛かりました。売り上げの一部は義援金に回されるとのことです。早速愛用のアビレックスМA―1ジャンパーの肩に付けてみたいと思います。
ご関心のある方、まだ注文受付中のようです。アクセスはこちらへどうぞ。
http://www.monoshop.co.jp/shop/products/list.php?category_id=224
mono (モノ) マガジン 2011年 5/16号 [雑誌]
- 作者:
- 出版社/メーカー: ワールドフォトプレス
- 発売日: 2011/05/02
- メディア: 雑誌
mono (モノ) マガジン 2011年 6/2号 [雑誌]
- 作者:
- 出版社/メーカー: ワールドフォトプレス
- 発売日: 2011/05/16
- メディア: 雑誌
2011-05-16 14:01
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