北の映像ミュージアム訪問記 [訪問記]
昨年9月にオープンしたという「北の映像ミュージアム」に昨日行って来ました。
先日の芦別映画学校のイベントに取材に来られていた「NPO法人/北の映像ミュージアム」の広報担当の新目(あらため)七恵さんがその存在を教えてくれたのです。
ミュージアムのある場所は、札幌の方であれば「旧北海道厚生年金会館」と言えばお分かりになるでしょう。中央区北Ⅰ条西12丁目のホテルさっぽろ文芸館の1階にあります。ホテルのフロント近くからエントランス(上記写真)が見えました。
到着しますと新目さんと再会。映画大好きで自ら熱望してこのボランティアをやっておられる彼女に早速ミュージアム内を懇切な説明と共にご案内頂きました。
映画好きなら見入ってしまうような目を惹くディスプレイの数々…
私は、23年前の自衛隊第11師団広報室長時代に協力した映画「マドンナのごとく」(名取裕子、加藤雅也、宍戸開主演)の名前を「北海道ロケ地マップ」のボードの中に探しました。
そして見つけました!!(上記写真) 平成元年当時、同時期にクランクインしていた「ベストガイ」(織田裕二主演)と共に記載されておりました。約2ヶ月あまり映画スタッフの皆さんと自衛隊シーンの撮影に行動を共にした懐かしい想い出です。
会場内には北海道にゆかりの映画人コーナーや北海道を舞台にした映画の鑑賞が出来るライブラリーも完備しており、時を忘れて楽しめます。戦後復刊した「キネマ旬報」も全号揃っているそうです。
写真撮影は出来ませんでしたが、あの巨匠、黒澤明監督の自筆のお手紙も間近に見ることができます。これだけでも必見の価値がありますね。
一番奥にどっしりと存在感を主張しております(上記写真)のが、このミュージアム一番のシンボルとも言うべき映写機です。
2004年まで札幌サンピアザ劇場で実際に使用されていたもので、札幌で3番目に古いものだそうです。鋳物製のため重さは何と200キロもある!! 隣に立って頂いた新目さんより大きい!!
私は、この映写機を見てあの名画「ニューシネマパラダイス」を想い出していました。一体何本のフィルムをこの映写機は映したことでしょう…
私が訪れたのは平日の夕方でしたが、会場には次々にお客様が訪れていました。
場所が少し札幌中心部からは離れており、またホテルのフロアと言うこともあり、まだまだ市民の認知度はこれからかも知れません。
私も個人会員(年会費3000円)に入会させて頂いたので、微力ながら今後機会を捉えて活動のご協力ができればと思います。
「北」の映像文化の拠点を目指して、数多くの方々の映画に対する熱い想いの結晶としてオープンしたこの『北の映像ミュージアム』
是非皆さん、何度でも足を運んで下さいね。
http://kitanoeizou.net
2012-11-30 10:47
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