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アルジェリア人質事件に思う [国際政治]

政府専用機羽田直陸370.jpg

 アルジェリア人質事件で亡くなった9名の御遺体と7人の生存者が本早朝、政府専用機で羽田空港に帰国されました。
 私は仕事へ行く間際にNHKのライブ中継で朝焼けの羽田空港に着陸する政府専用機の映像を拝見いたしました。
 重苦しい雰囲気の中でのライブ中継でしたが,朝焼けの悲しくも美しい太陽と政府専用機の翼に描かれた真っ赤な日の丸が亡くなられた方々への追悼の想いを象徴しているように感じられました。
 政府専用機は寸秒の狂いも無く午前07:00ぴったりに要人用のエプロンにその前輪を停止させました。
 この政府専用機は外務省の所管ではありますが運用しているのは航空自衛隊(千歳基地)の特別航空輸送隊の隊員たちです。http://www.mod.go.jp/asdf/sag/index2.html
 政府専用機は、エプロンで整列して待ち受ける遺族の皆さんや政府関係者に対して、定刻に到着するのが使命でありましょうが、私のソーラー時計の秒針が7時定刻を指すと同時に前輪車止めがかけられたのには本当に驚きました。
 政府専用機のクルーにとってはそれが亡くなられた方への哀悼の意を表する最大限の務めであったのだと思います。

 ところで今回の事件で様々なことが報道されておりますが、いくつか感じたことを述べてみます。

 企業戦士として現地に赴いていた10名の日本人が亡くなった今回の事件は、今後の日本の進路にも大きな変化をもたらすのではないか。私の思いつきの直感かも知れませんが。

 私が思い起こしますのは、今をさかのぼる22年前の1991年(平成3年)に湾岸戦争後の戦後処理のため現地の機雷処理に初めて海上自衛隊が実任務として派遣されたことです。
 小さな掃海艇数隻ではありましたが、あの小さなステップが、「世界の中の日本」として金だけでなく汗をかいて国際貢献をする一連の活動の端緒となったのです。
 それは戦後日本の重要なターニングポイントのひとつでした。
掃海艇ペルシャ湾370.jpg

 今回は、様相は全く異なりますが,今後テロに対してどう向き合うか、そして世界にどう向き合って行くかということを日本が新たなるステージで問題を突きつけられているように思います。
 今は具体的な新たなる進路はまだ不透明ではありますが、如何なる困難があろうとも今後も日本は世界に出て行かねば生き残れないでしょう。亡くなられた方々のこれまでの努力に報いるためにも。

 ひとつだけ確かなことは、今回の事件が民主党政権下でなくて良かったと言うことでしょうか。
 安倍政権もスタート早々の試練続きですが、今後の舵取りに注目したいです。


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