追悼 廣田泰悠さん [追悼]
大変お世話になった方が27日亡くなりました。本日告別式でした。
元STVの廣田泰悠(やすなが)さんです。享年67歳。
STVの現職カメラマン時代、ご自身もまさに「ビデオジャーナリスト」として素晴らしい作品を世に送り出し放送業界の数々の賞を受賞されました。
その後、STV報道部長やマルチメディア室長を経て札幌映像プロダクション副社長もお務めになりました。
80年代から90年代にかけてSTVビデオリポータークラブを通じて、廣田さんはクラブの事務局長として北海道のアマチュアビデオカメラマンを数多く育てて頂きました。
私もその活動を通じてビデオ撮影編集に目覚め今日に至っております。
1995年(平成7年)には、芦別で行われた大林宣彦映画学校ふるさとビデオで大賞をいただきましたが、そのとき作品応募を勧めて頂いたのが廣田氏でした。大賞を頂いた夜にみんなで飲んだのを思い出します。廣田さんにも我が事のように大変喜んで頂きました。
2010年の7月にはDV-7研究会にもご来会頂き旧交を温めました。(中央:廣田泰悠さん)
大変懐かしい1996年に発刊されたSTVビデオリポータークラブの会報(下記写真)です。
懐かしく読み返してみますと、その中に、ビデオリポータークラブで腕を磨いて他局に投稿する人間が増えることを危惧するある会員の方の投稿が紹介されていました。そして廣田さんがそれに返信している部分がありました。以下抜粋して紹介します。
(返信:廣田事務局長)
『(会員の方は)STVの社員でもないし素人なんだから、どこだって放送されれば嬉しいに決まっているよ。人は離れて行くかもしれないけれど事務局はSTVと会員とを繋ぐ接点でなきゃいけないと考えたんですよ。離れて行く人もいるかもしれないけれど前途が暗い訳では決してないヨ。ビデオ大賞だってやって良かった。まだまだ北海道には、知り合いたい人が沢山居るんだと言うことが分かったからネ。』
作品には厳しい評価も沢山して頂いたんですが、とても心の広い包容力を持って私たちを教えて下さった廣田泰悠さん。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
2013-01-29 21:12
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