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墓じまいの悩み事(その2) [気になる…]

小島家累代の墓370.jpg

 母の死を契機にどっと長男としての重責が押し寄せてきたお話を前回しましたが、先行的に物事をてきぱきとできる方にとってはほとんど理解不能なのことなのかも知れません。
 しかしながら、何とかなるさ的な、のほほん性格の私にとりましては、問題を先送りにするのが常でありまして、いざ困難な状態に直面して右往左往となるのですね。
 かつての職務上で学んだ、いわゆる「任務分析」をすれば自分の地位役割(四人兄弟のただ一人の男)は明確なのでありますから、先行的に父が亡くなった20年前から墓じまいについてもやっておけば良かったのですが、ずるずると今に至ってしまったのが現実でありました。
 フェイスブックやブログでふだんお世話になっているインターネットを駆使すれば直ぐに回答が見つかりそうなもんですが、それが以外と自分のケースにピッタンコのものがない(笑)
 そうこうしている間にも時はどんどん経っていきます。
 墓じまいの際の問題は大きく二つ。納められているお骨の処置をどうするのか?と、墓石の撤去であります。
 ほとんど放置同然の宮崎のお墓は、墓石に刻まれた文字から祖父母と幼くて亡くなった父の兄弟と甥の4体が納められていることが分かってました。父のルーツは四国に在りまして、昭和39年に墓の建立に際して忙しかった父に代わり母が四国に渡り祖父らのお骨を持ち帰ったのでした。
 それから50年以上経っており、お骨の状態も確認しなければならず、しかしながら熊本の納骨堂の余積は限られており四体ものお骨をどうやって納骨堂に納めたらよいのか、この機会にまた新たに大きな納骨スペースの墓を建てるのか? じゃあ、それは場所はどこが良いのか、熊本か札幌か、はたまた九州のいずこか… 母の熊本での初盆は夏に迫っていますが、その時期と合わせて墓じまいを行うのか、別途計画するか、仕事の休みは取れるのか、兄弟との調整はうまくできるか…
 答えの出ない袋小路に入りこんだ私は、寝ても覚めても、まさに先祖の霊に取り付かれたのごとく気持ちは落ち込むはかりで悶々とした2ヶ月余りを過ごしていたのでした。
 そんなときに、藁をも掴むつもりで見ていたパソコン画面に宮崎のある石材店のホームページが目に留まりました。
 しかしその時はまだ、そのホームページが私が悩み抜いた長く暗いトンネルを抜け出すきっかけを与えてくれることになろうとは知るよしもありませんでした。 (次回に続く)
高瀬石材店HP①370.jpg

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