墓じまいの悩み事(その4) [気になる…]
亡くなった父が宮崎に遺した墓のしまい方について2ヶ月あまりの間、悩みに悩んだあげくに辿り着いた高瀬石材店のホームページ。
それは、私にとっては、言葉は悪いが(ピッタリかも知れぬが)まさに『地獄に仏』でありました。
まるで私の疑問を待ってたかのような分かりやすい写真解説入りの墓じまいのフローチャート、そして墓じまいの関連サービス、特に『お骨の乾燥・パウダー化』部分には思わず見入ってしまいました。
パウダー化により三柱以上の遺骨を一つにまとめることも可能とありました。
私の頭の中にこびりついた疑問や悩みの固まりがみるみる氷解していくのを実感しながら、その場で高瀬石材店に電話を掛けたのでした。
電話に出られた営業のK氏によれば…
①宮崎は墓じまいに関するニーズが大変高い。
②色んな大手のサイトも参考にしながらこれまでの経験からお客様の様々な疑問に分かり易く応える ホームページとなるように努めている。
③やはり、お骨のスペースで悩まれる方が多く、乾燥・パウダー化の技術は必須である。
丁寧な説明に、担当者のK氏の誠実な人柄も伝わってきて、この店に頼んでみようと私は即決したのでありました。
その後、宮崎に住む一番上の姉の立ち会いのもとにK氏により墓を開けて頂き、お骨の状態を確認しました。
墓石には四名の名が刻まれてましたが、実際には記名から判断して骨つぼは「甥」を除く三個でした。甥のお骨は母が四国から持ち帰ったときに元々無かったのか、幼くして亡くなった父の兄弟と一緒の骨つぼに納められているのではないかと推測されました。
乾燥・パウダー化はそれぞれに行い、三個の保存用アルミ袋に収納し、改葬先の熊本の納骨堂スペースに合わせた高さ19センチ以下の1つのコンパクトな骨つぼに統一することとしました。
墓石は解体して更地にして墓地の管理組合に返納することといたしました。
これらに基づき、見積を作成してもらい、現在、墓じまいの時の住職様の派遣や改葬手続きについて順調に準備を進めております。
かくして、父が亡くなった平成12年以来、悩み続け、そしてこの一月に母が亡くなって以降の苦悶の日々(正直、何度も死を意識した)から、ようやく脱却できました。その間、2ヶ月。体重がおよそ5キロほど減っておりました。
もともとあった実家の仏壇は、母が転居を繰り返す中で処分してしまっておりましたので、長男として札幌のマンションの私の編集室のデスク横に新たにコンパクトな仏壇を構え、現在は穏やかな気持ちで日々を過ごしております。
映像作家としての仕事も様々な人との新たなる出会いもあり、今年は更に充実しそうな予感があります。
普段は意識することがあまりない先祖からずーっと繋がる家系とお墓の問題ですが、今回ほどその大切さを思い知らされたことはありません。
子や孫たちには、私のような悩みはしてほしくありませんね。
これまで、支えてくれた家族や友人たちにも心から感謝したいです。そしてK氏にも。
決して同店から宣伝依頼されてこの記事を書いていることでないことをお断りしておきます。
http://www.e-ishiya.co.jp
2018-04-28 05:45
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