第71戦車連隊練成射撃訓練 [撮影取材]
写真は昨日の第71戦車連隊の練成射撃訓練の模様です。
小型カメラの戦車への取り付けのための乗下車だけでかなりの消耗を強いられましたが(笑)何だかんだ苦労疲労があっても最終的に所望の映像資料が撮影できれば疲れは吹き飛びます。そういう意味では天候も含め満足すべき一日でありました。
早朝7時から夕方までの長い射撃練成訓練の撮影が終り、71戦車連隊広報の高機動車で北恵庭駐屯地に送っていただき、しばらくしますと、かつて倶知安駐屯地で一緒に勤務しました恵庭市議の前田孝雄氏が到着。久々の再会。
実は、地元の募集事務所が素晴らしい成果をあげていると言うことを聞き、この日私は30本あまりの私の創ったDVD作品を前田氏を通じて寄贈させていただいたのです。拙作ではありますが、陸自OBとしての熱い思いを込めた映像を見た若者たちが一人でも多く自衛隊に入隊してくれたなら、これに優る喜びはありませんね。
第71戦車連隊撮影快調 [撮影取材]
第71戦車連隊(連隊長:大北1佐 北千歳駐屯地)の撮影快調に進行中です。
先日は、連隊の御協力も得てドローンによる空撮や小型ウェアラブルカメラを90式戦車に装着した映像の撮影を行い、極めて臨場感のある戦闘射撃場面が収録できました。
これらの映像は最終的には、今後行われる北部方面隊戦車射撃競技会や第7師団総合戦闘射撃とともに収録して作品化し一般への販売を予定しております。ご期待ください。
問合せ先は→ info@hajimevision.com 090-8896-8876(小島)まで
★ドローンによる撮影
★小型カメラによる撮影
第71戦車連隊10/90TK単車教練を撮る [撮影取材]
22日(金)陸上自衛隊北千歳駐屯地に所在する第71戦車連隊の取材撮影を行いました。
12月上旬の師団総合戦闘射撃競技会までの一連の撮影の一環です。
本日は90式戦車及び10式戦車を用いての単車教練と呼ばれるものです。現在幹部候補生を目指し勉強中の若き陸曹隊員たちによる気合いの入った訓練でした。
その後、砂盤を用いての戦車小隊の攻撃行動の指揮要領の演練。隊員たちの真剣な取り組みが印象に残りました。(こちらは写真なし)
訓練撮影の後は第71戦車連隊隊舎及び周辺の撮影。方面戦車射撃競技会に向けてのスローガンが掲げられ部隊が今年も優勝に向け一丸となっている様子がひしひしと伝わりましたね。
連隊の隊舎裏には連隊の目指す方向がモニュメントとして掲げられ、歴代の戦車(61TKと74TK)が展示されていました。
今後は、10月上旬の練成射撃訓練をドローンや小型カメラを駆使して撮影予定です。
第71戦車連隊練成射撃をドローンで撮る! [撮影取材]
いよいよ新企画スタートです。
方面広報室への申請も終え、12月の第7師団総合戦闘射撃へ向けての第71戦車連隊の取り組みを密着取材で継続撮影して行きます。
9月2日(土)は連隊の練成射撃訓練が北海道大演習場の第1戦車射場で行われました。
今回、3年ぶりにOBの紙屋氏の協力を得てドローンによる戦車射撃の空撮にもトライしました。
戦車装着の小型カメラとともに圧巻の迫力ある戦車射撃のシーンが作品に反映される事と期待しております。
今回は撮影開始時間の関係で惜しくも10式戦車小隊については撮影が叶いませんでしたが、次回は是非お願いしたいものです。
第71戦車連隊密着取材、企画準備中 [撮影取材]
本日は、第7師団司令部広報と第71戦車連隊長を表敬して、今後の撮影企画の打ち合わせをさせていただきました。
10月下旬に行われる戦車射撃競技会とその後の総合戦闘射撃訓練を通じて戦車連隊の精強性を映像で表現していこうと言う企画です。
企画案への撮影協力については十分得られそうな感触であり、今後上級部隊のご了解を頂いた上で、企画の実現に努めてまいります。
連隊に今春新たに装備された10式戦車も含めた射撃の練成と日本一の戦車部隊を目指して凌ぎを削る戦車射撃競技会そして総合戦闘射撃の模様をドローンカメラなど多角的アングルから捉えた迫力ある映像で作品化したいと思います。
皆様、乞う御期待ですよ。
なお小松第2中隊長には拙作のDVDを隊員教育にご活用頂いておるそうです。感謝!!
(写真は小松第2中隊長、フリーカメラマン素利氏、小島)
Northern Viper 日米両訓練統裁官記者会見全文 [撮影取材]
2017年8月18日(金)北海道大演習場二翁台地区で11:40頃から行われた日本側陸上自衛隊第11旅団副旅団長岩名誠一1等陸佐と米側第36海兵航空群長James F.Harp大佐による記者会見の全文をここに掲示いたします。
通常の場合、テレビや新聞メディアは、そのつまみ食いをして自社の都合の良い部分のみを取り上げる事が多いのですが、通訳の訳文をほぼ忠実に文字おこししてみましたので皆様、参考にして頂ければと思います。
★日米両訓練統裁官挨拶
(岩名1佐)
本訓練は始めまして1週間が経ちますけれど、日米部隊にとって大変良い訓練が出来ていると感じています。また今日からは、オスプレイが参加してより一層効果が上がる訓練を期待しています。
いずれにしましても安全管理に万全を期して訓練に臨みたいと思います。
(ハープ大佐)
今日は来て頂いて有り難うございます。
岩名1佐もお話ししましたが、今回の訓練は日米共同訓練の戦略的意義のある訓練の一つとして大きな意義を持っています。ノーザンヴァイパーは日米が北海道で初めて訓練する良い機会であります。
過去最大規模また諸職種日米共同作戦による訓練と言う事で今まで実施された事のない前例のない訓練です。この訓練については諸職種共同、歩兵、航空部隊、特科部隊等、諸職種の力を日米で共同してその能力を向上するものであり、地域の平和と安定につながるものと見ています。
★Q(幹事社:北海道新聞)
今回の陸上自衛隊と海兵隊との日米共同訓練は最大規模で行われます。この時期にこれだけ大規模な訓練を行うねらいや戦略的意義を日米相互から教えて下さい。
Ans.(岩名1佐)
本訓練につきましては陸上自衛隊と米国の海兵隊が、それぞれの指揮系統に従って日米共同の諸職種共同作戦を行う場合において連携要領を実践によって訓練するものです。これによって我々陸上自衛隊としては技量の向上を図るとともに海兵隊との連携強化をねらいとしています。
また我が国を安全保障環境は大変厳しい状況におかれていますけれども、この訓練によって日米の連携を強化し、そして「絆」を示す事が出来ると思っています。これによって日米同盟全体の抑止力であるとか、あるいは対処能力が向上し、そして地域の安定に貢献できると思っています。従って本訓練は、陸上自衛隊にとっても極めて極めて(注:2度繰り返し)意義のある訓練だと思っています。
Ans.(ハープ大佐)
ノーザンヴァイパーについては、非常にユニークな機会を与えてくれます。共同による防衛能力の向上、共同作戦による地域の危機への対処能力の向上に貢献すると思っています。
★Q(幹事社:北海道新聞)
オスプレイがこの訓練に参加する意義とどんな成果を期待しているのか、またオスプレイの訓練の具体的な計画、例えば日数とか飛来する時間の詳細を教えて下さい。
Ans.(岩名1佐)
陸上自衛隊にはオスプレイが配備される事が予定されています。従いまして現段階から将来の運用を見据えて訓練をやって行く事が非常に重要であると我々は考えています。またオスプレイは沖縄の普天間に所在しておりますけれどオスプレイの訓練などを県外に移設するということは沖縄の負担を軽減することにつながると理解しています。
オスプレイにつきましては、三沢の米軍飛行場を拠点として北海道大演習場と上富良野演習場で運用する事を予定しています。本日から機能別訓練、それに引き続く総合訓練で運用することとしています。細部につきましては米軍とこれから調整いたします。
Ans.(ハープ大佐)
飛行計画の詳細については、ここで申し上げられませんが、訓練ノーザンヴァイパー終了後に情報提供したいと思います。理由については運用上の秘密であるためです。
MV22オスプレイについては非常に能力が高く強力な航空機だと思います。特に遠隔した地域、アジア太平洋地域の離隔した島嶼等において部隊を迅速展開させる能力を保持しています。そのオスプレイの能力や強さについては世界中あらゆる所で実証されています。またこの訓練においてもそれが実証されると思います。
★Q(幹事社:北海道新聞)
オスプレイについてですが、オーストラリアで先日3人が亡くなる事故が発生しました。その事故の原因はまだ調査中とされていますが、現段階でどのように分析されているのか、そしてオーストラリア以外でも重大事故が相次いでいますが、機体の安全性についてどのように認識されているのか、そして北海道民で不安に思っている方もいますが、その方々への説明と言うのはどのようになされますか?
Ans.(岩名1佐)
まず先般のオスプレイの事故の原因については米側の方で調査中であります。そしてこの事故については、移動中の艦船に着艦すると言う大変非常に厳しい作業の中で発生したと聞いております。オスプレイの安全な飛行を妨げる機能的あるいは構造的システム上の欠陥があるとは認識していません。従いまして本訓練にオスプレイを運用することについては支障がないと判断しております。また、地元の方々に対しては米軍の方と調整しまして本日18日から訓練で使用する旨、北海道防衛局を通じて説明させて頂いた所です。
その際、各自治体の方から地元の安心安全をしっかり確保して頂きたい旨、要請を受けたと聞いております。いずれにしましても防衛省としまして米軍に対し安全の最大限の配慮をするとともに地元の住民に対する影響を最小限にするように求めて行く事であります。これについては、我々現場レベルでも同様であります。
Ans.(ハープ大佐)
まず最初にオーストラリアの事故で亡くなった3名の特にご家族に哀悼の意を表したいと思います。
またその際に大きな支援を提供して頂いたオーストラリア政府、オーストラリア国軍に感謝を申し述べたいと思います。
まずここで申し上げたいのはオスプレイの運用もそうですが、安全と言うことをまず第一に我々は考えています。今回MV22オスプレイでここに来ました。またオスプレイに乗って私は三沢に帰ります。
そのように私の海兵隊、また同盟国の人間等をその危険なオスプレイに乗せることがあるでしょうか?
オスプレイについては非常に強力で力のある航空機で世界中でその実力は証明されています。今後もそのように力を発揮して行くと思われます。特にアジア太平洋の島嶼地域において力を発揮する航空機だと思います。また災害対処、人道支援等の任務にも非常に役立つ航空機です。本航空機オスプレイを使用して日米共同の対処能力を向上させて行きたいと思っています。
★Q(幹事社:北海道新聞)
オスプレイの夜間訓練を計画されていますが、夜間訓練の必要性について、といつからどれくらいの日数で行われるのか?
Ans.(岩名1佐)
まず技量の向上と言う観点から申しますと一般論で申しますと昼間の訓練と同様に夜間訓練を行う事は必要であると考えています。従って本演習間においてもオスプレイの夜間訓練を予定しています。ただ、細部はこれから米軍を調整します。
Ans.(ハープ大佐)
これからの飛行の詳細については申し上げられませんが、訓練ノーザンヴァオパー終了後提供したいと思います。不測事態が起こっ際には、我々はあらゆる状況においても対応する必要があります。
そしてパイロットを含め我々は如何なる状況においても対応できなければなりません。
夜間飛行については非常に技量を要するものであり、それを維持向上させるために夜間訓練は重要なものです。その夜間訓練において養った技量があらゆる事態においても対応する能力を向上させてくれると思います。
(以上で終了)
日米共同訓練 “Northern Viper” オスプレイ訓練開始! [撮影取材]
8月10日から北海道大演習場で始まった米海兵隊との実動訓練
“Northern Viper”
10日、16日に続き、本日18日が3度目の取材撮影。
3度目の正直とは良く言ったもんです(笑)
ようやく三沢からオスプレイが満を持して飛んでくれました。
今回の取材陣は過去の2回を上回る50名超の大人数。大型バス2台で南恵庭駐屯地から北海道大演習場二翁台地区まで輸送して頂きました。
出発地の三沢基地が視程が悪く、飛び立ったのか戻ったのか? 情報が錯綜する中、11:30頃、南の方角からオスプレイ1機の機影が見え始めるとカメラの砲列は一斉に撮影を開始。
オスプレイの強力なエンジンパワーのせいか、ダウンウォッシュが凄まじく、いったんは着陸を中断して旋回し再びチャレンジ、無事に降着した機体からハープ大佐が降り立ちました。
日米の代表インタビュー(ハープ大佐と岩名第11旅団副旅団長)もぶらさがり取材で実施されました。
その後は、第28普通科連隊の隊員たちが次々にオスプレイに登場し、繰り返し空中機動の訓練が行われました。
私の周囲でテレビ各局のアナウンサーが、オスプレイの事をまるで事故をまき散らす悪魔?のような視点でレポートを始めるのを聞きながら、日本のマスメディアの画一的な報道に疑問を感じました。
確かに最近の事故事例はあるものの、一部の不安を全国民の不安のごとく殊更に強調して報道するのは如何なものかと。
何故に米軍や自衛隊がこのオスプレイの訓練にこだわるのか?と言う視点。
オスプレイの従来機種との比較(最大速度2倍、搭載量3倍、行動半径4倍)、その優秀性についても正しい情報を提供する視点は日本のマスメディアにはないのか。
そんな疑問を感じながら撮影しておりました。
前回16日の取材時に米国のCNNのスタッフが来ておりましたので、「オスプレイの取材か?」と問いましたら、「いや、北朝鮮情勢下の日米共同訓練を撮りに来た」と答えました。
同じ取材でも報道の視点がかくも異なるものかと感じた次第です。
陸幕広報室担当者とともにあの「不肖、宮嶋茂樹氏」も来られておりました。早速名刺交換させて頂きましたが、今日の取材の後は例の北朝鮮ミサイル迎撃の空自PAC-3の現地取材に赴く予定だとか。
近視眼的でバランスを欠くメディアの報道は国益にも反するし、下手をすれば国の進むべき方向を誤らせる。そんな危惧を抱いた今回のオスプレイ取材でありました。
第7師団10式戦車報道機関に対する特別公開 [撮影取材]
本日陸上自衛隊東千歳駐屯地において、10式戦車の報道機関に対する特別公開が行われました。
道央圏初の最新の戦車の配備と言う事で関心は高く、何とテレビ局や新聞社等14社が取材しました。
公開は第71戦車連隊第1中隊の2両の10式戦車を使用した動的展示と静的展示が行われ、窪田広報班長とともに第1中隊長の堀慎也3等陸佐が明快な説明と今後の運用への取り組み方をインタビュー回答して頂きました。
第73戦車連隊第4中隊冬季訓練検閲 [撮影取材]
第73戦車連隊第4中隊冬季中隊検閲の撮影終了です。二夜三日の訓練検閲のほんの一部ではありましたが、マイナス15度の過酷な寒冷そして積雪降雪のなか、黙々と任務完遂に邁進する姿をしかと映像とスチル写真に収めさせて頂きました。
「我らここに励みて國安らかなり」
高橋広報班長以下広報の皆様有難うございました。
平成28年度師団戦車射撃競技会 [撮影取材]
今年も戦車射撃競技会が北海道大演習場島松地区(第1戦車射場)で10月24日〜27日の間、開催されました。
この春から第73戦車連隊を継続して取材している関係で、同連隊の10個小隊総ての射撃を撮影しました。
雨、強風、埃、そしてミゾレと変転する各種気象を克服して北部方面隊の90式戦車の38個小隊がその戦技能力を駆使して1年間の成果を競う熱き戦いを繰り広げました。
参加した90式戦車の総数は何と152両!!
たまたま射場での撮影の合間に71戦車連隊の小松中隊長と遭遇。小松3佐は昨年の冬季遊撃課程教育の密着撮影でお世話になりました。まさか中隊長で再び北海道勤務されているとはつゆ知らず…
これも何かの縁と2日目&3日目の小松中隊の2個小隊については急遽追加の撮影を行いました。
DVDも創りましたが、何と小隊の隊員たち全員が購入してくれ感激しました。
今後は、第73戦車連隊の10個小隊の「熱き戦いの記録」をまとめたいと思います。隊員の皆さん、そしてサブカメラの素利さんお疲れさまでした!