愛別飛行場に感謝！

　旭川市の北の方にあります愛別飛行場閉鎖に伴うある感謝の集いに参加してきました。北海道スカイダイビングクラブhttp://www.f7.dion.ne.jp/~skydive/が６年間にわたってホームDZ(ドロップゾーン／スカイダイビングの降下場という意味です)として使用してきた愛別飛行場が閉鎖のやむなきに至ったのです。
　４月２６日（土）、長年お世話になったパイロットの友岡氏と整備の児島氏に感謝して道内各地から大空の仲間たちが愛別町に集いました。友岡氏は、元航空自衛隊のF4ファントムのパイロットでもあり、また防衛大学校パラシュート部で私の先輩でもあります。スカイダイビングを知り尽くしたパイロットは日本でも希有な存在です。友岡氏にみんなの感謝の気持ちを込めて贈られたのは、何とファントムの操縦桿をかたどったメモリアルトロフィーでした。（写真参照）　友岡氏は宴の最中に何度も「操縦桿」を握りしめていたのが印象的でした。またあの大空を飛びたいとの熱い想いが伝わって参りました。私は即席の「愛別ＤＺ思い出ライブラリー」をMacBook Proでスライド上映しました。
お二人にもまたどこかの大空で再会できることを祈念しながら深夜まで盛り上がりました。

愛別飛行場と北海道スカイダイビングクラブの活動風景




友岡氏と贈られた記念のトロフィー



感謝を込めて乾杯！

日本のスカイダイビングの創始者、笹島穣（みのる）氏逝く 合掌…

４月１１日、日本のスカイダイビングの創始者とも言える笹島穣（みのる）氏が逝去されました。４年前に「防大パラシュート部４０年史DVD」を完成させた際に笹島氏のご自宅において草創期の日本スカイダイビング界のお話や防衛大パラシュート部の創部エピソードなどについて長時間ににわたるインタビューをさせて頂いたことが昨日のように思い出されました。当時、私はインタビューしながら「これは、ひょっとして笹島氏の遺言」であるとの予感がありました。それにしてもこんなに早く逝ってしまわれるとは思いませんでしたが…　草創期の防衛大パラシュート部にとって、また日本のスカイダイビング界にとって笹島氏はなくてはならぬ人でありました。１３日に千葉県の佐倉市で行われた告別式には、そういう意味で私は、使命感を持って参加して参りました。羽田行きの機内で、４年前に頂戴した笹島氏にまつわる写真や動画のデータをひたすら編集していますと、涙があふれました。
４年前の防パラの４０周年パーティーで、笹島氏からは「５０周年にもまた呼んでほしい。」との言葉がありましたが、ご家族の言葉によれば、介護の手も煩わせることなくあっという間に逝ってしまわれましたとのことです。享年８０歳。傘寿という落下傘に一生を捧げた方にふさわしい？幕切れでありました。セレモ佐倉駅ホールでは、受付奥の大型テレビや祭壇横にマックブックプロの１７インチをおいて往年の笹島氏の映像を流しました。読経の間、皆さん食い入るようにその画面を注視していました。私は今思っています。笹島氏の遺品となった写真やその他の関係の品々を「日本のスカイダイビングの創始者、笹島穣の記録」としてどこかに展示できないだろうか？ということです。いずれ親族も数々の遺品を整理されることでしょうから、今その企画を立ち上げないと、永遠に笹島氏の業績は我々の記憶の彼方に消滅してしまうことでしょう。私なりに笹島氏の写真や映像記録の整理編集を早急に開始したいと思います。心からご冥福をお祈りいたします。

日本のスカイダイビングの創始者笹島氏のありし日の勇姿




私のインタビューに答える笹島氏（佐倉の御自宅にて）


祭壇に飾られた写真はお孫さんが選んだおじいちゃんの凛々しい姿…


マックブックプロ（１７インチ）が笹島氏の偉業スライドショーを上映


告別式を終え関係者が一同に

スカイスポーツフェア イン美唄

７月１９日（日）北海道美唄市でスカイスポーツフェアが開催され、様々な空のスポーツが一般公開されました。私は、日本落下傘スポーツ連盟が行ったスカイダイビングの展示降下の模様を映像記録いたしました。当日は天候にも恵まれ、美唄の青空に舞い降りるジャンパーたちの華麗なジャンプに数多くの観客が歓声を上げていました。

空中のジャンパーたち（飯島さん撮影）

目標地域にランディングするジャンパー（磯谷さん撮影）

美唄市旗とともに舞い降りる美唄出身のジャンパー八代さん

日の丸をはためかせランディングする岩崎さん

日本落下傘スポーツ連盟、応蘭芳理事長以下関係者一同

撮影中の小島です（中根さん撮影）