AG-HMC155使用レポートその後 [ビデオ制作]
★旭川の北鎮記念館で平塚館長さんを撮影中
久々、半年ぶりくらいにPANASONICのAG-HMC155のことを書きます。決して155を使っていなかった訳ではないのですがね。CanonのH1SやエディロールのF-1のテストレポートを依頼されたりなどでしばらく忙殺されておりました。
現在の日本のメーカーが出しているビデオカメラは多彩な収録メディアとともに、どれもそれぞれに個性あふれたシステムだと思いますが、ユーザー個人にとってみますと、資金的にもあれもこれもつまみ食いというわけにはいかず、せいぜい1〜2機種を使い込んで行くというのが現状であります。しかも新しく愛用するカメラでありましても、当座の撮影に追われて、基本機能(とりあえずホワイトバランスと画質調整くらい)だけ把握して使用に供するというのが実態でありましょう。使い込んで行きながら「ああこんな機能もあったんだ」とか発見するという訳です。例えばAG-HMC155は光学13倍ですが、デジタルズーム機能もあるんですね。何とカノープスさんのサイトで知りました。また、撮影中にいつの間にかディスプレイ画面が16:9から4:3の大きな画面になっていて元に戻すのに四苦八苦しましたが、フォーカスアシストボタンを知らずに押してしまったためと後になって気がついたり…
前置きが長くなりましたが、今回は155の収録メディアであるSDカードのトラブルの話。
ある日、撮影を終わってSDカードをカードスロットから出そうとしていつものようにスロットカバーを開いてSDカードの背中を押し引き出そうとするのですが、いつものように押したら少し飛びす動作がなく引き出せなくなってしまいました。
★AG-HMC155を後部から見る。中央付近にSDカードのスロットがある。
やむなくとりあえず撮影した素材をファイナルカットプロで取り込んでしまいSDカードを空にして
そのまま次の撮影に。パナソニックの特機のメンテをいつもお願いしているM氏と連絡を取り撮影の合間の数日間でドック入りさせることに決定。
カメラは2日後無事に修理を終えて帰って来ました。故障の原因は、スロットの中のバネが痛んでいるのかと思いきや、何と私が収録内容のメモを書いていたシール紙がスロット内ではがれてカメラ本体にくっついてしまっていたためと判明。(下記の再現写真)
大事に至らずことなきを得たのですが、これまでミニDVテープの場合は購入しますと必ずメモ用の接着糊付きシールがついており撮影素材の内容を記して貼付けていました。同じ感覚でSDカードにもメモを貼付けていたのですが、今回のような事態が実際に生起しますとSDカードにメモを貼付けるべきか考えてしまいます。写真では分かりにくいのですが、カードの裏面には紙を貼るための窪みがあります。しかし購入した際のケース内にはシール紙がついておらず、本来小さなSDカードにメモを貼付けることをメーカーは考えていないのかとも思われます。
細いマジックで直接記載もできますが、何度も使い回しすることを考えますとこれも不具合と言えます。実行の可能性を考えますとSDカード自体に番号をつけてノートなどに内容を記載して行く方法かSDカードを入れる少し大きなケースに記載する方法を今後試してみようと思います。
SDカード(正しく言うとSDHCカード)は、現在純正のパナソニックの16GB(これが2万円ほどでまだまだ高価!!)のほか安いサードパーティーのもの(価格は16GBで4000円程度で)を含め10枚ほど使っていますが、だんだん増えて来てしまいました。
撮影を終えた後でも業務多忙で編集ソフト(私の場合マックのファイナルカットプロ)にその都度取り込めないケースが多く、取り込む前に次の撮影が入ってくるので別のSDカードを搭載しなければならないことが常態となっています。
次回は、安いサードパーティーのメディアの問題と対策について書いてみたいと思います。
2009-07-01 10:28
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最近、Sonyから「NXCAM」という業務用AVCHDが発表され、関心がありますが、実際の運用のことを考えると、
導入できないのが現状です。
SDHCメモリーかメモリースティックへの記録となり、
メモリー内のデータを、パソコンのHDD等へ移動させないと
次の撮影ができない、という懸念もあります。
一般家庭の間では、時代遅れと言われているDVテープは、私のところではかなり重宝しており、
テープとコンパクトフラッシュへ同時記録できるカメラを
使用することにより、ノンリニア編集が快適になり、
コンパクトフラッシュの容量が一杯になったとしても、
安価なテープだけでも記録できるので、
今後これからも、テープ媒体はなくならないでほしいなと
願っています。
by かみかん (2010-02-18 20:54)