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VHS-CビデオテープのDVD化 [ビデオ制作]

 ★今は懐かしいVHS-Cタイプのビデオテープ(これが何と50本もあります。)
VHS-C5本.jpg

 友人の酒井氏から家族を撮ったVHS-Cタイプのビデオテープ約50本のDVD化を依頼されまして、現在作業中です。
 VHS-Cとは、昭和60年代当時主流であったVHS(今もかろうじて現役使用)との互換性をうたいビデオ撮影用にVHSをコンパクト化させたテープです。標準で20分、3倍速で1時間の収録時間でした。通常のVHSビデオデッキにかける時は、VHSテープと同じ大きさのアダプターに収納して使用しました。(下記写真)
VHS-Cアダプタ350.jpg

 その後、VHS-Cタイプは、SONYが開発した8ミリビデオにその座を譲ることになりました。収録時間の短さが大きな理由であったと思います。
 今回、VHS-CからDVDへのダビング作業上、久々にVHSのビデオデッキを使用することになりました。何年ぶりかでPANASONICの業務用デッキも活躍することに。(AG-DS550)
 これまでのところVHS-Cテープに標準速度で撮影収録されたものは全てこのデッキで再生できております。(下記写真)
VHSデッキ.jpg

 ただし、3倍速で撮影されたものについては、この業務用デッキでは再生不可能ですので、SONYのSLV-RS7(下記写真)を用いております。
ソニーデッキから350.jpg

 クリーニングテープをかけながらの地道なこの作業ですが3倍速収録のテープについては音声は再生できても映像が再生されないことが多いようです。当時はカメラもテープも高価でしたので、3倍速でテープを長持ちさせようと言うのが当たり前でしたが、その後の経年変化による劣化が激しいようですね。
 幸い酒井氏の場合は、テープの80%以上は、標準速度で撮影されておりましたので、大多数は、20年以上の歳月を経て甦りそうです。
 いずれにしてもこれらの映像は、すでに成人されたご子息たちの幼少期が丹念に撮影されており、家族にとっては、かけがえのない貴重なる家族史となるものです。何の編集を加えなくてもそのまま当時の想い出が甦ることでしょう。

8ミリビデオから.jpg

 ちなみに8ミリビデオ(Hi8を含む)のDVD化の場合は、8ミリデッキSONYのEV-BH10を使用しております。(上記写真モニターのすぐ下の機材)こちらの8ミリ関連のビデオデッキは、もう市販されておらず希少価値に属します。
 8ミリビデオからDVD(今後はブルーレイ?)にして欲しいとのニーズは根強くありますので、まだまだ廃棄する訳には行かず我が家の狭小な編集スペースに今なお陣取っております。






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