重迫撃砲中隊よ永遠に！

　この春３月末に、道央、道南管内の防衛を担当する第１１師団が第１１旅団に改編となったことは以前書きましたが、その改編の関連で、普通科連隊の最大の火力部隊であった重迫撃砲中隊が廃止さとなり本部管理中隊の重迫撃砲小隊になりました。重迫撃砲中隊としては、約半世紀に及ぶその歴史の幕を閉じた訳で所属していた隊員はもちろん、OBにとりましても惜別の念は大変強いものがあります。２月から３月にかけまして、各連隊においては重迫撃砲中隊の廃止記念の惜別会などの行事が行われました。
　私は、滝川の１０連隊と真駒内の１８連隊の、それぞれの重迫撃砲中隊から依頼を受けまして、その半世紀にわたる歴史を古い写真や映像を交えドキュメントムービー風に約１時間半くらいにまとめ、メニュー付きのDVD作品に仕上げました。
　完成したDVDは隊員たちの「重迫魂」の映像化とも言えるもので、関係隊員やOBの皆さんにとりましては、永久保存版のアーカイブス・ビデオとなることでしょう。

１０７ミリ重迫撃砲の勇姿


滝川駐屯地に移駐する１０連隊重迫撃砲中隊の隊員たち（昭和３０年７月）と応援旗『重迫魂』



１８連隊重迫撃砲中隊の隊員たち（昭和３０年代）


完成した永久保存版DVDのジャケット（上から１０連隊、１８連隊のそれぞれの重迫撃砲中隊）