ワールドカップサッカー南アフリカ大会/余録「驚異の映像」 [ビデオ制作]
ワールドカップサッカー南アフリカ大会もとうとう決勝です。スペイン対オランダ、どちらが勝っても初優勝とか。これは見逃せませんね。12日のテレビ放映の視聴率はかなりなものでしょう。
ところで、映像的に見て、今回のテレビ放映で気づいた点がいくつかありました。それはハイスピードカメラによるリプレイシーン、ステディカムによる浮遊感映像、ワイヤーカメラによる鳥瞰映像です。
ハイスピードカメラによるリプレイは、決定的なゴールシーンや選手同士のボデイチェックシーンのみならず、選手の飛び散る汗や表情のアップなどプレイと直接関係ないシーンも結構多く放映されておりました。これには視聴者からの異論もあるようで、リプレイが長すぎて肝心の試合放映が中断されてしまうとのご意見もあるようです。
唐突ですが、たしか、1964年の東京オリンピックの後に制作された市川崑監督の映画が、競技よりも選手たちの肉体美や、精神性、内面を映し出すことに重点を置いて編集されていたことを思い出します。ハイスピードカメラも多用されておりました。まだ今のような高性能ハイビジョン仕様ではなかったとは思いますが… 当時は、これがオリンピックの記録か?などと揶揄されたものですが、凄く鮮烈な印象を受けたことを思い出します。
ステディカムはもう珍しくはなくなりましたが、ピッチサイドでは、クレーンカメラと同様に活躍しておりました。本格的なものはカメラより高く数百万〜千万円もするんですよね。(ため息)
私もチープなものですが、3種類持っています。ここぞという場面では有効です。浮遊感ある映像が撮れます。こればっかりでも退屈しますが。
MODSTEADYと言います。マンフロット社から発売されております。
http://www.amazon.co.jp/manfrotto-585-Manfrotto-マルチカメラスタビライザー-Modosteady/dp/B000ZNWKWS
ステディポッド
http://www.hanshin-s.co.jp/DTVS/index/acce/stdipod/index.html
メディアルーム社から発売の格安のステディカム
http://www2.gol.com/users/aaa
最後にワイヤーカメラと言われるものです。テレビではまず映りませんが、(ワイヤーカメラ自身が撮った映像しか)何本ものワイヤーをコンピューター制御で自由に操れるものだそうです。
別名スパイダーカム(Spydercam)とも。まさしく蜘蛛のように空中を闊歩するんですね。選手入場の時に使用するボールのアップ映像から一気に空中からの俯瞰映像に一連でズームアップする映像が驚異でした。
http://www.sjpinc.jp/equipment
さあ!、泣いても笑っても、あと1試合を残すのみ。
様々な新しいシステムカメラが映し出してくれる選手たちの激闘シーン。撮影しているカメラシステムのこともちょっと考えながらご覧になると2倍楽しめるのではないかと思います。
2010-07-10 07:16
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