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郷土部隊の自負/第22普通科連隊 [東日本大震災]

 読売新聞4月2日付け1面によりますと、政府がようやく今回の巨大地震の呼称を「東日本大震災」と呼ぶことにしたそうです。確かにこれまではマスコミごとに勝手に呼称していたんですね。私は偶然同じ呼称を使っていましたのでN/C(変化なし)でした。
 ★読売新聞3月28日朝刊第28面「24時」全紙特集記事
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  ★第22普通科連隊の被災地での活動
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 少し前の記事になりますが、読売新聞3月28日朝刊の記事に現地で行方不明者の捜索や被災者の支援活動に当たっている第22普通科連隊のことを大特集しておりました。(上記記事)
 第22普通科連隊は宮城県多賀城市に駐屯する部隊です。普通科連隊と言うのは、陸上自衛隊の師団や旅団の中で最も中核になる部隊で隊員数も多く、戦闘行動においては戦闘の最終の決を与える「突撃」によって地域を奪取する重要な任務を有します。
 ★勇猛果敢、靭強不撓な突撃に任ずる普通科部隊のイメージ
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 平時におきましては、全国に駐屯する普通科連隊はどこもそれぞれ「隊区」と呼ばれる担当の地元のエリアを任されており地元の様々な祭りやイベントにも密接に協力しております。「隊区」制度は地域に密着して支援できる陸上自衛隊ならではのシステムといえましょう。
 第22普通科連隊の駐屯する多賀城駐屯地のサイトにはこのような紹介文が掲載されております。
『北東に日本三景松島湾並びに日本有数の漁港である塩釜港。西に遠く蔵王連峰を臨み、北西に多賀城政庁跡・日本三古碑である「多賀城碑」と風光明媚な環境とみちのく人の温かい人情の下、隊員はのびのびと明るく勤務しています。』
 ★多賀城駐屯地のサイト http://www.mod.go.jp/gsdf/neae/6d/kakusta/tagajo/tagajo.htm

 まさに郷土に密着し郷土に愛されるふるさと部隊を目指し日々訓練に邁進しているのが全国の普通科連隊なのであります。第22普通科連隊も今回の災害派遣に際してはまさに地元の一大事であり、みちのく連隊の名に恥じない献身的な努力をしていることでしょう。
 記事によりますと、「頼りになる自衛隊だが、同時に彼らは被災者でもある。(中略)隊員その家族の被害も大きい。隊員はこれまでに2人が死亡し1人が行方不明。家族が被災した隊員も多く、陸海空合わせて隊員の家族の死者は約160人に達した。」
 記事の最後に国友昭第22普通科連隊長の言葉がありました。
 「現場で被災者のことだけを考え、必死で活動する隊員たちを誇りに思う。」
 誕生後60年の自衛隊の存在意義を今こそ国民が刮目して見ております。
 隊員の皆さん、今こそ普段培った個人の力、組織の力を地元のため日本のために発揮して頂きたいと切望してやみません。

 ★第22普通科連隊のサイト
http://www.mod.go.jp/gsdf/neae/6d/kakusta/tagajo/butai/22ihp/index.htm 
 ★第22普通科連隊の東日本大震災の活動状況はこちら
http://www.mod.go.jp/gsdf/neae/6d/kakusta/tagajo/butai/22ihp/katudou/saigaihaken/thouhokukanntou/newpage1.html

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