気になる番組 BS-TBSの「SONG TO SOUL」 [気になる…]
http://w3.bs-tbs.co.jp/songtosoul/
地デジ化もいいんですがねえ…
チャンネル数はやたらと多くなりましたが、番組の質そのものは低下の一途。特に地上波チャンネルはお笑い芸人やバラエティばっかりでどこを見ても同じような番組ばかり。団塊の世代に近い私たちを唸らせる番組にはなかなかお目にかかれません。
そんな中で最近見つけた番組がBS-TBSの「SONG TO SOUL」(上記写真)
毎週日曜日の夜。23:00からの1時間番組。
番組のサブタイトルは、One piece of eternity(永遠の1曲)です。
過去にヒットした曲のルーツを掘り起こして紹介してくれる番組です。時としてその周辺の曲や関係した人々、時代にまで及ぶ丹念な取材を基に作り上げられる珠玉の1時間はとても懐かしく芳醇なワインを飲んでいるような至福の一時を過ごさせてくれます。
毎回、番組の制作スタッフの苦労も忍ばれる力作揃いですが、この番組を見る前と後では、その曲に対するイメージと言うか聴き方が全く違って来ると言うのが正直驚きです。
先日見たのは、たぶん再放送だったのですが、♪スモーク・オン・ザ・ウオーター ディープパープルの傑作ですが、あの少し前の時代は、ジミーヘンドリックスの♪紫の煙(パープルヘイズ)などがあって、煙と言えば麻薬やマリファナ、LSDなどがイメージされるので、そのようなドッラグ的な曲だとばかり思っていました。
★下の映像はSONG TO SOULとは関係ありません。
番組で証されたのは、ディープパープルのメンバーがレコーディングを計画していたスイスの湖畔のカジノ兼ホテルが直前に火事になってしまい急遽場所を変えてレコーディングせざるを得なくなったその顛末を歌詞にしたとのこと。何とホテルの火災による煙が湖畔に漂う様がタイトルだったんですね。
確かに、歌詞を良く読めば、その通りなのですが、洋楽を聴くのにいちいち訳をあまり考慮せずに雰囲気だけで聞いてしまう典型的な日本人の悲しさかな? 私は、40年も経って初めて曲の由来を知ることが出来ました。
次に見たのは、映画「小さな恋のメロディー」の挿入曲、ビージーズの♪メロディ・フェア 私の青春時代のまっただ中の映画でしたね。
ともかくマークレスターのガールフレンド役メロディに扮したトレイシーハイドがとても可愛くて当時の甘酸っぱい想い出とともに妙に記憶に残っておりました。
番組では、トレイシーハイドさん(今は俳優を引退している)のインタビューを紹介しました。
彼女は今でも、十分に昔の面影が残っており、私は、まるで昔の恋人に出会ったような感動を覚えました。一方的な思い込みですがね。
★下記写真:番組でインタビューを受けるトレイシーハイド さん
当時、映画は世界的に大ヒットしたのですが、彼女が来日した時の日本語のポスターなどを今でも大切に保管しているトレイシーさんの様子が紹介されました。彼女の人生にとっても一生の想い出の映画であり想い出の曲だと語り、取材中に♪メロディフェアを聞きながら涙ぐんでおりました。こちらも思わずもらい泣きしてしまいましたね…
最後に番組内でビージーズの元メンバーやトレイシーハイドさんから東日本大震災に対する心からのメッセージが伝えられたことで、これらの取材が、3月11日の大震災以降に行われたことが分かり、一層深く感銘を受けて見終わることができました。
Deep Purple: Live in Concert 72/73 [DVD] [Import]
- 出版社/メーカー: Eagle Rock Ent
- メディア: DVD
History Hits & Highlights 1968-1976 [DVD] [Import]
- 出版社/メーカー: Eagle Rock Ent
- メディア: DVD
【日本語字幕付・日本版】イン・アワ・オウン・タイム~ビージーズ・ストーリー [DVD]
- 出版社/メーカー: ヤマハミュージックアンドビジュアルズ
- メディア: DVD
2011-05-02 17:45
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0