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自衛隊撤収開始 [東日本大震災]

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 5月23日(月)読売新聞夕刊に東日本大震災で宮城県で支援活動をしていた陸上自衛隊が任務を終えて撤収を開始したという記事が掲載されました。(上記写真)
 記事によれば撤収を開始した部隊は、第10師団(名古屋市守山区)とありました。
 大震災から2ヶ月を過ぎ、10万人を超える過去最大の規模で活動してきた自衛隊にもようやくそれぞれの駐屯地に帰る時期が来たのですね。頑張った戦士たちにもそろそろ、しばしの休息の時を与えてあげてよい時期かと思います。
 NHKの昼のニュースでも名取市における帰隊行事の模様が放映されました。市長はじめ市民からは、大人も子供も隊員たちの献身的な支援に対する心からの感謝の言葉が聞かれました。
 地元はもとより全国から支援に駆けつけた自衛隊員たちの家族や親族にも被災したものが居る中での今回の2ヶ月を越える自衛隊の支援活動は、多くのマスコミにも取り上げられ、その真摯かつ誠実な任務遂行ぶりは高く評価されたのではないでしょうか。そして被災された多くの方々は自衛隊員たちの活動対して深い信頼感と感謝の想いを抱いたことでしょう。
 被災者の心を我が心として自衛隊員たち一人一人が身を以って行動で示した姿はまさに現代の武士道精神の発露ではなかったかと私は考えています。

 ★感謝の心を映像で(The Anchoroさん制作)


 ★献身的に被災地支援に努めた自衛隊員たち(ネット情報より)
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 ところで、防衛庁が防衛省になったとは言え国における自衛隊の位置づけ(憲法上)には未だに確固としたものが無いのが現状であります。
今回の災害派遣を通じて自衛隊の評価が高まるのはОBとしても嬉しく思いますが、識者と言われる方々の中に「されば、自衛隊を災害派遣任務に特化した編成装備にせよ」などという本末転倒な意見をマスコミを通じて堂々と主張される向きがございます。
今回の大震災は、地震、津波、そして原発事故とまさに未曾有の事態ではありましたが、国家レベルの危機という観点からは、国家の主権が侵される事態こそ最高レベルの深刻な危機なのです。そのためにこそ自衛隊は存在し続けてきたのであり、今後も治に居て乱を忘れず営々と普段の訓練を積み重ねていくことこそ、国の根幹にとって極めて肝要なことなのでありましょう。日本国の北にも西にも南西にも防衛上の不安定要素は間違いなく存在し、かつ増大しているのですから。
自衛隊④/370.jpg

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