札幌の炎天下、対戦車ヘリコプター部隊の訓練

　本日、対戦車ヘリコプター部隊の野外における訓練状況を撮影取材させて頂きました。
　北海道、札幌の今日の気象予報は晴れ、気温は３３度と言うこの夏最高の暑さ！
　炎天下の北海道演習場西岡地区（うぐいす台）で第１対戦車ヘリコプター隊（帯広駐屯地）のAH-1S×２機とOH-1×１機によるFARPにおける行動が撮影対象です。
　FARPとは軍事用語で(Forward Arming and Refueling Point)の略で前進武装再補給地点と訳されます。
　訓練は、午前９時過ぎに管理整備担任の地上部隊が現地うぐいす台に進入する所から状況が開始され、まずは、管理整備班の隊員による地域内の索敵行動が行われFARPの安全化が図られました。

　弾薬を集積偽装し、燃料タンク車が分散進入、FARPを構成。

　午前１０時、ヘリコプター部隊がFARPに降着、再補給を開始。ヘリコプターのローターは回したまま、そして隊員たちの機敏な支援活動は、日頃の訓練の賜物。
　至短時間内での見事な実戦的な行動で約２０分後には次々とヘリコプターがFARPを離陸し再び戦場に戻って行きました。
　★弾薬補給するAH-1S

　★燃料補給するOH-1

　★再補給間、機体の周囲を隊員たちが行動するため安全管理上、パイロットは両手を頭（下記写真）にして、機体を操作しないことになっている。

　今回の第１対戦車ヘリコプター取材撮影は、３月実施した冬季における訓練取材にリンクしたもので、１０月には、冬と夏の訓練を合わせ、「これが対戦車ヘリコプター部隊だ！（仮題）」のDVDとして作品化する予定です。

　★第１対戦車ヘリコプター隊の西岡２佐（中）、丘珠駐屯地広報室長村上３佐（左）と私（右）

　★再補給を終え次々と離陸するヘリコプター

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