山崎豊子さんの「約束の海」遺作に [書籍紹介]
「白い巨塔」「不毛地帯」「二つの祖国」「沈まぬ太陽」など重いテーマの数々の大作を世に出されて来た作家の山崎豊子さんが9月29日に亡くなられたそうです。88歳。
この夏、週刊新潮に連載が始まったばかりの「約束の海」は旧海軍士官の父と防衛大学校出身の海上自衛官(潜水艦乗員)の絆を軸に描いた書き下ろしの小説であり、毎号楽しみに読んでおりましたので、亡くなったニュースに絶句しました。
しかし、報道によれば20回分の内容は既に書き終えておられるそうで、順次週刊新潮に掲載されるそうです。「約束の海」がまさに山崎豊子さんの遺作になったのですね。
連載スタート時の週刊新潮(8月15日・22日号)に寄せた山崎さんの執筆への熱い想いによれば、今回の「約束の海」は、構想に5年、取材に3年かかったそうです。
テーマは…「戦争と平和」「国を守ること」ということでしょうか?
今回は、これまでのどの作品よりも困難な取材であったとも。しかし、書かねばならないとの『使命感』が山崎さんを突き動かしたとも書かれております。
命を削って書き下ろされた「約束の海」。“渾身の大作“との予感を感じ取っております。
「約束の海」最後まで読ませて頂きたいと思います。
山崎豊子さんのご冥福を心よりお祈りいたします。合掌…
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20130930-OYT1T01083.htm?from=popin
2013-09-30 23:35
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