危機管理の原点「キューバ危機」問われるリーダーの資質とは？

　★第３５代アメリカ大統領ジョン・F・ケネディ

　★当時のソ連フルシチョフ首相

　★アメリカは海上封鎖によりキューバへの更なる核ミサイル
　　持ち込みを阻止

　★ケネディと軍首脳たち

　危機管理(Crisis Management)の原点と言えば、アメリカのすぐ南に位置するキューバを挟んで、1962年10月15日から13日間に渡って米ソ間の冷戦の緊張が核戦争寸前まで達した危機的な状況のことでありましょう。
　いわゆるキューバ危機です。

　★指揮官は孤独なり。苦悩するケネディ

　如何に核戦争を回避するか、米ソの行き詰まるやり取りは世界の注目を集めたのです。
　この時から「危機管理(Crisis Management)」の重要性が叫ばれるようになったと言われております。
　平易な言葉で言えば、想定された事態、あるいは想定もされなかった事態が発生したとき、どのように問題を解決するかということです。
　危機管理においては、分析評価する評論家的な態度だけでは状況に対応できません。リーダーは決断力とリーダーシップが要求されるのです。
　今回の東日本大震災や福島原発に対する政権の対応は様々に報道されていますが、日本及び世界のために、後刻、危機管理の観点から詳細に分析評価する必要がありましょう。

完本 危機管理のノウハウ

• 作者: 佐々 淳行
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• 発売日: 1991/11
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危機管理対応マニュアル―「情報開示力」が企業の危機を救う! (サンマーク文庫)

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核時計零時1分前―キューバ危機13日間のカウントダウン

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• 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
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決定の本質―キューバ・ミサイル危機の分析

• 作者: グレアム Ｔ アリソン
• 出版社/メーカー: 中央公論新社
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NHKスペシャル 十月の悪夢―1962年キューバ危機・戦慄の記録

• 作者: 阿南 東也
• 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
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決定の本質―キューバ・ミサイル危機の分析 (1977年)

• 作者: グレアム・T.アリソン
• 出版社/メーカー: 中央公論社
• 発売日: 1977/08
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コメント 4

キューバ危機はそれぞれの国のリーダーが苦悩しつつも自らの考えを忠実に決断しました。
ケネディ、フルシチョフ、フィデル・カストロいずれも優秀な政治家です。今の日本の首相は足元にも及びませんが、彼らの１割ぐらいでも決断力があればなぁと思います
by Venceremos (2011-04-17 21:01) 

　そうですね。日本にとっては最も最悪のタイミングで大震災が来てしまったと言うことでしょうか。
　しかし政治家を育てるのも国であり国民です。
　国を誤らせることのない人材を多く育てることが今、真に求められているのでしょう。
by HAJIMEVISION (2011-04-17 22:13) 

チェ・ゲバラが処刑されて30年目の1997年10月17日に彼の遺骨がキューバに返還されたことを記念して、中部の町サンタクララで式典が開かれました。この時、民衆の中に分け入って初めてカストロを真正面で見ましたが、かなりこのキューバ危機の時より外見は年老いていましたが、延々と３時間、炎天下の中で演説するパワーは人を引きつけるものがありました。またこの時、旧ソ連が持ち込んだミサイルを見る機会がありましたが、いまだにキューバ兵がミサイルを警備していたのは本当に驚きでした。なおこれぐらいのカリスマを持った政治家は、ベネズエラのチャべスぐらいでしょうか。
by david (2011-04-19 11:55) 

　偉大な指導者、リーダーの時代は過ぎ去ったのかも知れませんね。確かに世界的に見て、そのような指導者が見当たりません。もちろん日本においても…
　世界経済が頭打ちで、米ソ冷戦時代とはまた違う民族や国家間の紛争も激しくなっております。
　これを仕切れる新たなリーダーとは？？
by HAJIMEVISION (2011-04-20 08:03)